村上春樹のスピーチ

もしここに硬い大きな壁があり、
そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、
私は常に卵の側に立ちます。

村上春樹のエルサレム賞受賞時のスピーチ「卵と壁」。小説の好き嫌いは別れるところですが、このスピーチは、とても深くて、とても濃い内容だと思うのです。このときガザの騒乱に対するイスラエル政府の姿勢に避難が集中していて「村上春樹は受賞を断れ」というのが、世論の流れでした。でも村上春樹は「自分の言葉で、自分なりのメッセージを発する必要があるのではないかと思った」そうです。一部だけ抜粋します。
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「私が言いたいことはただ一つです。国籍や人種や宗教を超えて、我々はみんな一人の人間です。システムという強固な壁を前にした、ひとつひとつの卵です。我々にはとても勝ち目はないように見えます。壁はあまりに高く硬く、そして冷ややかです。もし我々に勝ち目のようなものがあるとしたら、それは我々が自らの、そしてお互いの魂のなかのかけがえのなさを信じ、そしてお互い温かみを寄せ合わせることから生まれてくるものでしかありません。

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「なにかっこつけてんだ!」って怒った人もいたけど、村上春樹が苦しみながら生みだした、極めて個人的な言葉、一文一文に意味のある、すごいスピーチ。(長いけど、時間があるときに、読んでみてください。)

 

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