文章を書く人に読んでもらいたい8冊!!

文章を書くのは、とても難しい作業です。でも自分で思った通り、それ以上の文章が書けたときの心地よさ、そして誰かの心を動かせたときの喜びはとてもすばらしい。僕がコピーライターになってから、文章を書くために読んだ本の中から、すばらしく役に立った8冊をご紹介します。

「伝わる!揺さぶる 文章を書く」

中学生や高校生の、添削を長年にわたって続けた山田ズーニーさんの名著。「いい文章とはなにか」ということが、やさしい言葉で説明されています。学生が読むととても役に立つ本だし、社会にでた人が読んでもきっと気づかされることが多い一冊。

「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」

広告のボディコピーは、ものすごい密度で書かれている。何日もかけて積み重ねた思考を、たかが数行の文章に詰め込む。だからじっくり読むとすごくおもしろいし、勉強になる。

この本は、優れたボディから、人の心を動かす文章について教えてくれます。

「何度も読みたい広告コピー」

優れたボディコピーがたくさん並んでいる一冊。上記のように優れたボディコピーは、文章の勉強に最適です。でもそれだけでなく、「ただおもしろく」読める一冊でもあります。

ショートショートのように短い物語。しかもそれがマーケティングまでに結びつく。とても面白いと思います。

「あの演説はなぜ人を動かしたのか」

文章の目的は、結局のところひとの心を動かすことにある。だとすると「演説」はものすごくよくできた文章だ。この一冊は「すぐれた演説の黄金律」を教えてくれる。それはどんな文章にも応用できるものです。

「文章読本」

谷崎潤一郎が書いた、文章を書くときの「姿勢」をまとめた本。これを読むと谷崎潤一郎でさえも、どれだけ文章を書くことに苦しんでいたかが解る。そして文章を書く意味も同時に教えてくれる。

「思考の整理学」

東大生にもっとも読まれた一冊として、名高い名著。文章を書くこと=思考を整理することであるわけだから、小手先のテクニックではなく、頭の使い方、整理の仕方は文章に直結します。1円で買える最高の1冊です!

「雑文集」

村上春樹の、過去の寄稿やスピーチなどの寄せ集め雑文集。それがまったく雑文ではなく、どれも本当に深く考えられた内容になっています。

「小説を書くことについて」というシリーズがあるのですが、とても面白い。物語のチカラ、物語の存在する意義を強く感じさせてくれます。

「風の歌を聴け」

“完璧な文章など存在しない。”という一行からスタートする村上春樹の小説家人生。「文章を書くことについて」書かれた冒頭は、文章を書くすべての人に読んでもらいたい。

この10ページだけで400円の価値が間違いなくあります。

facebookは都市。googleは地下街。

近頃、僕の中でそんな構図が出来上がっています。

少し前までは「facebookはクローズドで狭い世界」で「googleはオープンで広い世界」という認識だったけど、それが変わってきた。

人類の歴史を変えた、自由にコンテンツを創れるWorld Wide Web。そこに検索窓、ページランクなど、一定のルールを創ったのがgoogleであり、そして世界の覇者になった。でもその世界に、制約も規制もほとんどありません。 そこにはある支配はあっても、自由がありました。

そこにfacebookは、その自由を限定し、世界の統治を始めましたのだと思うのです。すべてをコントロールしようと、ある3つの大きな法律をつくった。それは…

◆実名登録 ◆定められたページ構造 ◆「いいね!」ボタン

実名は、悪事を減らしました。facebookで「荒らし」による炎上は、今でもほとんど聞きません。ページ構造が統一されていることで、すべての人も、企業も、瞬時に理解しあえます。

そして「いいね!」ボタン。このボタンがあるおかげで、みんなが「いいね!」と思うコンテンツをアップするようになる。(そうしないと反応が減ってしまうから)このボタンは、無意識に「コンテンツのフィルター機能」を果たしている。

そんな風に、すべてをコントロールされた「都市化」しようとしている気がするのです。(とても感覚的な話です)

でも日常と同じように、ルールに溢れた「都市」に、ときどき息苦しくなります。そんなにルールなんてなくてもいいだろう!と。俺だってたまには悪いことがしたいんだ! ということがある。

そんなとき僕はgoogleの窓を開くことにるわけです。(あまり詳細は語りませんが!)そこにはものすごく悪いものもの、ものすごくいいものもたくさんあります。人に言えない話が聞けたり、見たこともない、いい感じに地下街みたいな世界が拡がっている、そんなきがしてワクワクします。

この話は、僕の感覚的で暫定的な”今の解釈”だし、「どちらがいい」という話ではありません。
それは使い分けであり、それぞれの使い方があるのだと思います。ただ、もしいつかWEB世界の年表をつくったら、そんな話になるのかな、なんて思ったことを書きました!それでは!

 

フェンスを外す人、考える人。

「なぜフェンスが建てられたのかわかるまで、決してフェンスをとりはずしてはならない 」

すごく好きな話でなのでご紹介。ブログより抜粋させてもらいました。

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イギリスのチェスタートンという批評家の名言に好きな言葉がある。「なぜフェンスが建てられたのかわかるまで、決してフェンスをとりはずしてはならない 」

高級クラブなどに行くと気づくのは、そこにある灰皿が極端に小さいことだ。小さな灰皿は、一本でもたばこを吸えばいっぱいになってしまう。そうすると、スタッフが灰皿を新しいものに替える。そうするとことで、客への細やかなサービスを演出できるし、スタッフに自然と客へ細かく注目させることを可能にしている。

無粋な人は、フェンスがなぜ建てられたかを考えない。

高級クラブのマネージャーが無粋な人であったなら、客の灰皿がいっぱいになっているのを見て、「もっと灰皿を大きくしなければならない」と思うだろう。彼は、なぜ灰皿が小さくされているのか気づくことがない。……
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最近、これに近い話があって、銀行のATMで僕は怒ったのです。

カードいれて、お金おろそうとして間違えて“振り込み”を押した。ひとつ前の画面に戻ろうとしたら「最初からやり直してください」になって、カードを入れ直すことになったわけです。
おかしい!プログラム的にはやりなおす必要ないだろう!なんて面倒なんだ!と怒ったわけです。(もちろんココロの中で。狭いココロです。)

で、あとで友だちに聞いたら「あれは振り込め詐欺とか、そういう悪戯を減らすためにあるんだ」というわけです。なるほど。
僕はかなり「無粋な人」になっていました。フェンスをすぐに外そうとした。

こういうことって、きっとたくさんあるんですよね。

◆大型の断裁機には、右左両方に動作ボタンがあり同時に押さないと動かない。それは絶対に手を挟むことがないようにするため。
◆よくあるゼリーの蓋が固くて開けづらい。それは子どもが一人では食べられないようにするため

きっといろんな業界のいろんなところにフェンスが立っているんだろうなと思います。

みなさんは、何かフェンス思いつきますか?
外そうとしてしまったことはありませんか?笑

社会のいろんなところにある粋なアイデアに目を凝らして、いつか粋なフェンスを創る側になりたいと思うのです。では!

アイデアのつくり方

「アイデアとは”既存の要素の新しい組み合わせ”以外のなにものでもない。」

この本は、70年前に書かれた本です。だけど今でも世界中の書店に平積みで置かれ、世界中で読み継がれている、すごい本。その根底の思想は2つです。

① アイデアとは、既存の要素の、新しい組み合わせ以外のなにものでもない。② その力は、訓練によって伸ばすことができる。

その伸ばし方が、とても論理的に語られている本です。
今、日本の義務教育には「アイデア学」なんてありません。でももしアイデアの授業があったとしら、きっと最初の教科書になる気がします。

普段の仕事で企画を考える人に……なんてレベルではなく、すべての人に読んでもらいたい一冊。なぜならアイデアを生みだすのは、人生を楽しむコツだと思うから。「こんなことをしたい!」「こうやったら、もっとうまくいくのに!」アイデアって、そんな風に、日常を、人生を、ワクワクさせるために存在するのだと思うのです。

もし「自分はアイデアマンじゃないから…」と悩んでいる人がいたら、それは泳ぎ方を知らずに、暗い海に浮かんでいるようなものかもしれません。70年という時の洗礼を超えたアイデアのバイブルであり、アイデアの教科書…ぜひいちど手に取ってみてください。では!

 

 

「世界でいちばん頑張ってる君に」

多くの人にとっては仕事はじめの月曜日。みなさま、おつかれさまでしたm(_ _)m

昨日に続き、ややこしいコトは語らず、気分を変えて気楽な広告コンテンツを届けます。(最近知り合いに「最近話がややこしい」と言われたのです)

コピーライターのが作詞することは、少なくないけど、「あまりにいい歌だから!」という反響のもと、まるごと1曲制作しなおすということは稀です。

で、この「世界でいちばん頑張ってる君に」というのはその珍しいパターンでした。もともとはスズキのアルトのCMソング。「?」となる人でも聴けばきっと思い出すと思う。

博報堂の山田英治さんというコピーライターの方が歌詞を書いています。メロディも歌詞も、やさしくて、覚えやすく、いつまでも心に残る曲です。

「広告コピーってなんだろう?」難しく考えることが、僕は多いのだけど、こんな風に無条件に幸せになれるコピーもいいな、と思います。

ちょっと疲れたなと思ったら、ぜひいちど聴いてみてください!では!

「母がわらう」を、私がもらう。

自分のことは後回しで、いつも家族のことばかり。
心配したり、気づかったり。そんなあなたの照れた
笑顔を見たいのです。産んでくれて、ありがとう。
思ってくれて、ありがとう。叱ってくれて、ありがとう。
今さら言えない数々の「ありがとう」を精一杯贈ります。
5月の、その日。いちばんしあわせなのは、
母さん、あなたのはにかんだ笑顔を見る私です。

5・9 母の日

肉体が変われば、文体も変わる。

肉体が変われば、文体も変わる。

村上春樹がよく言ってる言葉です。すごい真理をついていると思うのです。よく知られていることですが村上春樹はランナーでもあります。数十回のフルマラソンや100kmマラソンにもでるほど。

この本は、一見無関係に見える、「走ること」と「書くこと」を、とても深いところで結びつけています。

「一日に一時間ばかり走り、そこに自分だけの沈黙の時間を確保することは、僕の精神衛生にとって重要な意味を持つ作業になった」
「故のない非難を受けたとき、あるいは当然受け入れてもらえると期待していた誰かに受け入れてもらえなかったようなとき、僕はいつもよりも少しだけ長い距離を走る」

肉体が変わると、生活が変わるし、精神衛生が変わる。思考が変わり、そして文体が変わる。

僕もよくランニングをするのですが、その度に頭がスッキリして「考えよう」という意欲が自然に湧いてきます。確かに肉体と思考は、作用しあってるんだと実感します。

走ることについてこれほど真剣に頭をめぐらせて、人生や仕事や生活や文章と紐づけて、言葉にされた本は、ほかにはきっとありません。

文章や、仕事で、行き詰まって「次のステージ」へ上りたいと思ったら、肉体を変えることから、始めてみるといいかもしれません。そんなことを考える本です!では!

 

情報には、”情”がある。という話。

情報には、”情”がある。という話。

いつからか盛んに使われるようになった「情報」という言葉。

僕にとって、最初、それはとても無機質な言葉に聞こえていました。

僕は学生時代、情報専攻でした。機械と会話する、プログラミングをして、ソフトウェアをつくっていました。

そこは、実感として、無機質な世界でした。朝から晩までコンピュータと向き合っていて、人とのコミュニケーションがすこしおろそかな世界。そう感じていました。

そんなとき、”情報には「情」がある”、ということが気になりだしました。

“情報”って言葉は、誰が考えた言葉かもわからないけど、そこには一つの警告があるような気がしましたのです。

とてもシンプルなのですが、情報とは「情を、報じる」ことなんだ、と。

すべてが無機質な情報であふれるこの世界で、これから重要になるのは、

あなたがどう思うのか、あなたが何を感じるのか、あなたはどうしたいのか。

自分の気持ちの部分なのではないだろうか。と。

このページで、一貫していっているように「個」をどれだけ伝えられるか、個をどれだけ大切にできるのか。

これからそれが、人として価値を見いだせるか、そういう境目になるような気がするのです。

というような話を就職活動でして、僕はコピーライターになりました。で、今それは間違っていなかったと思っています。

すべてが機械になる世界で、僕たちがこれから生き残っていくには、「情」をどれだけ大切にできるか。それをアウトプットできるか。ということにかかっている気がしています。

企業が想いをこめてつくったプロダクト、サービスを、情をもってつたえる、それがコピーライターの仕事だと思っています。

情を報じる、情報を。経営者にも、政治家にも、すべての人に、そうおもってもらいたいと、僭越ながらそう考えています。
(ちょっと抽象的な話でした。。。)では!

 

「“10年後の当たり前”をデザインする。」

「“10年後の当たり前”をデザインする。」
とは、スティーブ・ジョブズの言葉。

日本にも、”10年後の当たり前”をデザインしたコピーライターがいる。糸井重里さんだ。

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コンビニでこんなサービスやイベントをやってくれたらいいな、と思えるアイデアを考えよう。
の課題に対して、マドンナがコンビニでコンサートする。コンビニが映画館になる。などアイデアの奇抜さを競い合ったが、講師の糸井重里先生は、カップラーメンにお湯を入れてくれるサービスがあったらいいのにね。…と。
(谷山雅計著「広告コピーって書くんだ!読本」より)
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アイデアは、尖っていないければイケナイ!となんとなく思いがちなもの。だけど本当に浸透するアイデアは、意外と身近なところで息をひそめていたりする。その種を掬いあげて形にできるから、糸井さんはいつの時代も新しい。

目先の新しさでがんじがらめになるとき、いつも立ちかえる大好きなエピソード。

新潮文庫「Yonda?」東京ガス「ガス・パッ・チョ!」を生みだした谷山雅計さんのこの「コピー読本」は、
コピーの書き方を通して「社会の見方」を教えてくれる。あたまが固くなったとき、読み返したい本。

「たたんでくれてありがとう」

「たたんでくれてありがとう」

知る人ぞ知るこの名文。カゴメの飲料製品(野菜生活など)の、パッケージをたたんだときに、あらわれる一文です。

「たたんで捨てる」というユーザの能動的行為と、そのときの気持ちを考えつくした絶妙なメッセージ。すべて平仮名で書かれているところも、嫌らしさを消してくれています。

誰も見てないだろ?と思いきや、受動的広告コピーとは違い、自分の能動行為に結びついた言葉は深く残るから、たくさんのブログなどでシェアされています。(社会に溢れてくるほとんどの広告コピーが、誰の記憶にも残らず消えていくというのに!)

みんなが優しい気持ちになれて、地球にちょっと優しくて、そして企業のことも好きになれる。たたんでくれた人だけに届く、素敵なコピー。

カゴメの飲み物を買ったときは、ぜひたたんで、コピーを眺めてみてください!では!