おいしい生活。

おいしい生活。

糸井重里さんのコピーのよさは、とても分かりづらいものだと僕は思います。正直に言えばコピーライターになったころ「なぜこんなに評価が高いんだろう」って不思議でした。多くの先輩が言うには「時代を捉えすぎているから」だそうです。あまりに時代を鮮やかに切るから、別の時代に見るとピンとこないんだ、と。なるほど。

「コピーライターです」と言うと「あの糸井重里さんと同じ!」という反応がよく帰ってきます。その度に、糸井さんはすごいなぁ、と思う。糸井さんがコピーライターに専念していのは、たったの15年くらいだったし、もうずいぶん前から、広告の仕事はほとんど受けていないはず。それでも未だに「コピーと言えば糸井さん」という社会のもつ印象は消えていない。

そしてその地位を置き去りに、誰より早く「広告世界」から抜け出し「ほぼ日刊糸井新聞」というソーシャルの場へ拠点を移している。その感性と行動力をもつ糸井さんは、やっぱりスゴイ。広告コピーよりも、糸井さんの生き方そのものに、その鋭い目のつけどころが表れている気がしています。

ほぼ日もぜひチェックしてください!http://www.1101.com/index.html

 

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